ウェイソンの選択課題

12/29(水)の続き。

数字の論理:「AはBである」と「BはAである」は同一。
物語の論理:「AはBである」と「BはAである」は同一でない。
      
物語の論理は前提条件AをBに当て嵌める。(演繹的)

物語の論理には、どのような利点があるのだろう。

クニラ・ガーランド著「ずっと普通になりたかった。」のP80~P81で著者は子供の時にいじめられた事を書いている。

【引用開始】
私は簡単にだまされるのでピアの絶好の餌食だった。
(中略)
ピアは何度も何度も、私をだましては物置に連れ込んだ。私は、一つの出来事と別の出来事を結びつけることを知らないため、過去の経験を役立てて結果を計算する事ができなかった。
【引用終了】

⇒数字の論理は1対1で結びついている。そのため、前回とは違う
 嘘をつかれると簡単に騙される事になる。
 物語の論理は1対多で結びついている。あらゆる事象を包括する。
 そのため、前回とは違う嘘をつかれても、相手を「嘘つき」と
 カテゴライズ出来れば同じ失敗を繰り返さない。
⇒抽象的に考える事。それは、あらゆる事象を包括する概念を考える事。

ニキ・リンコ著「自閉っ子におけるモンダイな想像力」における自閉症者の特徴。

P25:「あとからなら、わかる」
   →想像力の的中率が低い。原因がどのような結果を
    もたらすのか予想しにくい。
P28:「ふたつに分かれるのはむつかしい」
   →1つの行動によって起こる結果が複数予想される場合が苦手。
P39:「趣旨にさかのぼるのはむつかしい」
   →P69に書いているが、何か質問された場合、質問の意味は
    理解できても、相手が何を求めているのかが理解しづらい。
    趣旨という抽象的な思考。

⇒1対多の抽象的な思考が苦手な事から発生する事象ではないか?多くの事象に当てはまる常識、意味という見えない法則を考える力が少ない?

ニキ・リンコ著「俺ルール」に以下の記述がある。
 【子供時の著者の思考】
 ①電柱にのぼったら叱られた。
 ②自分の中に電柱にのぼるのはいけないというルールが出来る。
 ③その後、電気会社?の人が電柱にのぼるのを見た。
 ④警察に連絡する。

⇒『電柱にのぼる』 = 『いけない事』と1対1で定義されてしまい、多様な原因がある事を推察できない。物語の論理(演繹的な理解)が無い。

優しさ、怒り、憎しみ、思いやり、等など感情は演繹的な理解の手段だと思う。自分の経験や他人からの伝聞をまとめて理解するためには『性格』や『個性』という架空の概念が必要になる。

アスペルガー者に「他人に気をつかえ」といっても出来ないだろう。各種の場面に応じた行動をマニュアル化し、1対1の理解でも問題なく行動出来るような試みは既になされているのだと思う。現実世界に適応出来るのはいつの日だろう?

既に保有している情報を物語化する事で未知の事象に対しても応用力を持つ事が出来る。『犬』、『アメリカ人』、『喜び』、等などと抽象化した用語を使用する事で情報を圧縮し、効率的なコミュニケーションが可能となる。

それでは、数字の論理の利点とは何だろう?
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物語を疑う事

12/29(水)のウェイソンの選択課題から

数字の論理は疑う事が簡単。

伏せられたカードの「表がAならば裏は1」というルールと「裏が1ならば表はA」というルールが同一のものであるとされる。

故に裏が1なのに、表がAでないカードがあれば、ルールは棄却される。

物語の論理は疑う事が難しい。

ルール「20歳未満は酒を飲んではいけない」は「酒を飲んでいなければ20歳未満」と同一ではない。

故に20歳未満なのに酒を飲んでいる人間が存在する場合でもルールは疑われない。

【疑う事】
心理学の研究でも、個人的な経験でも自分の世界観を疑う事は難しいと思う。
特に、論理でも直感でも思考によって疑う事は難しい。
昔はそれは、自尊心によるものとされていた。自分が間違っていると認めたくないからだと。違うのではないか。何かもっと別の原因があるのでは。

【解決策】
疑う事は難しい。疑う事は信じる事と同じだと思う。何かの物語を人は信じてしまうのだと思う。それだから、現実に適合しない信念・世界観・物語を否定するには別の信念で、それを上書きしなくてはならないのだと思う。嘘を嘘で塗り替える。
本当の真実でなくても、真実という概念自体が人間の作りだした虚構なのだと思う。
「真実というものが存在する」という妄想。

(例)
主張1:「幼児虐待に育児放棄。最近は未熟な親が増えた。
     昔は違った。」
 ⇒昔の方が幼児虐待、育児放棄が多かった事は、よく知られた
  事実である。
  そもそも、虐待という概念自体が近年のものである。
  どう反論するか?

反証1(数値):過去のデータを見せる。少年犯罪、
        異常な事件、ETC。
        どの角度から見ても治安は改善されている。
反証2(物語):あなたはマスコミに騙されている。本当は日本の
        治安は良い。
        マスコミが金儲けのために事件を面白おかしく
        報道するのが悪い。

⇒新聞、BLOG等の媒体を見ただけで、検証はしていないが、反証2
 の方が説得力を持つように思える。
 「未熟な親が増えている」という妄想を「マスコミの嘘」という
 別の妄想で塗り替えるのだ。

反証2に対する反証:人類の歴史上、マスコミが登場する前から若者が
          劣化している意見は多かった。
          人間の脳構造上、逆らえない思考なのでは?

⇒これは、物語だ。データではない。でも説得力がないかな?

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FX

今日、ユーロ/ドルに1ユーロ=1.335ドルで売りポジジョンを作り、
   ドル/加ドルに1ドル=0.9990ドルで買いポジジョンを作った。

口座清算価値=8,560,984

ドルの値上がりに備えたポジジョンのつもりだけどどうだろう。
良く考えないで作った。全体的なバランスを考えて、変更する事もありだと思う。

今日はデイトレードをやってしまった。効率が悪い。やっぱり何も考えない方法が
一番だと思う。それでも自分は学ばないんだろうな。
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