読んだ本の感想。
ジョン・ブロックマン著、2000年1月1日 第1刷発行。
僕の意見は、著者達の意見のコピペだと思う。
社会は変転する。発明や発見は明確な意図に基づくものではなく、偶然や部分的な貢献に過ぎず、社会が発見を活用する力を欠いていれば世の中に受け入れられない。
逆に偶然に作られた発見が新しい需要を作り出し世の中を変化させる事もある。必要は発明の母であり、発明は必要の母である。
【概要】1998年11月に著者が主催するエッジ・メーリングリストにてメーリングリストの会員(科学者、技術者ETC)に「過去2000年の中で最も重要な発明は何か」、「その理由」を質問し、得られた回答を発言集として纏めたもの。ちなみに著者の考える最大の発明は、「ディストリビューテッド・ネットワークト・インテリジェンス(DNI)」。自分の主催するサイト(エッジ)の事?ネットワークによって作られた、参加者の集合的意識が最大の発明としている?
【適当な抜き出し、コピペ】第一部 発明が生活を変えた⇒用具、装置等の物質的構築物の発明は既存の世界観では説明出来ない新領域を開拓する。新しい器具がもたらす新しい認識・事実・経験は既存の統一理論とは合致しない。完璧な秩序を保っていた世界は崩壊し、混乱が訪れる。規定の「理解」が通用しなくなり社会は複雑化する。
・印刷技術:知識の蓄積、普及を促進した。
権威や啓示でなく、記述を証拠とする知識が行動の
基盤になるという思想を生み出す。
・電気:モーター、長距離通信、ETCの発明はライフスタイルを
一変させた。
・農業技術:犂、緑の革命、ETCは景観を変え人口を増大させた。
・インド・アラビア計数:0の概念はあらゆる学問の基礎となる。
・テレビ:歴史上、最も強力な人心操作器具。
視覚メディアは外見による選択的配偶を助長する。
配偶者を選択する際のルックスの重要性は70年間で2倍に
なった?
・ピル:避妊方法の発明は女性の社会参加を促進し、人口を操作する
手段となった。
・水道:衛生的な都市生活を実現した。
・インターネット:未来において生活様式を一変させている。
考え方によって形成された共同体が、
地理によって形成された共同体に取って代わる
切っ掛けとなる?
人間は蜂のように個を超えた集合的知能を
持つようになるのか?(P81)
・錬金術:蒸留法、臭いの科学認識等、現代の化学につながる
概念、方法論を作り出した。
・コンピュータ:人間の知能を強化し、知能の定義を変化させる。
人間の知能は言葉(論理)を扱うが、数(確率)を
扱うのが不得手である。人口知能は言葉を通じて
数字を扱う際の仲立ちとなる。
シミュレーションによる実験を通じて未知の事象に
ついても指針を与えてくれる。
・移動手段:馬の使用方法(鐙、首当て、乾草等)の発明は遠隔地との
交易や情報の伝達を活発化した。
(カラベル船や飛行機も同様)
・レンズ:眼鏡の発明は読書する人の活動期間を2倍にし、
望遠鏡や顕微鏡の発明は人間の五感では把握出来ない
世界の存在を知らしめた。
・遺伝子工学:遺伝や生理に関する新しい概念を作り出す可能性。
・複式簿記:金銭を経済における血液、市場を循環器系とすると、
簿記は神経細胞である。
企業の健全性や価値を判断する手段となる。
・武器:銃、ガトリング砲、原爆の発明は戦争様式を変えた。
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僕が一番好きなのは以下の意見。適当にコピペ。
・無し:現在の生活を支配する要素は2000年前には存在していた。
人間は変化に対応しているだけであり、進歩はしていない。
現実は複雑だが、人間の知能は貧弱であり、理解の追い付く
ものではない。
科学は一つの事を証明した。「無」だ。
第二部 発明が思考を変えた⇒概念、理論、仮説等の知的構築物の発明は複雑さを減少させる。情報の中に法則を見出し新しい「理解」を作り出す。人間が秩序やパターンしか認識出来ない以上、人間は自分の「知」の限界を認めつつも、理解出来ると思い込まされてしまう。
・超自然を信じない思考:
世界は神仏の意志によって動かされるのでなく、法則や偶然に
よって支配されるという認識。
この世界観の中では人間は宇宙の一部であり、
絶対的な存在ではない。
現在、こうした思想は不可知論?によって脅かされている?
・平等:人種・性・階級によらず、人間は平等であるとする思想。
・進化論:自分は何者か、どこへ行くのかについての解答を
「神」の代わりに提示してくれる。
・科学的方法:観察・実験によって入手したデータにより、仮説を
組み立て、試験する事で現実性を精査する。
専門機関が必要とされるために、学会・大学が設立
され、実験の確認のために、科学上の知見を言語で
公刊する事が求められるようになった。
対照群を利用した反証が特徴である。
・マーケティング:消費者の欲望を見つけ出し、
充足させようとする思想。
かつての企業は自分達が作る物を必要とする人間を
探したが、現在は人間が欲する物を調べ、その後で
要求を満たすように行動する事となった。
これは大量生産の時代を得て市場が成熟した結果、
買う気の無い人間に商品を売る必要が出来たため
であり、人間の幸福を最大化しようとする。
生産優先:他者に何が出来るかを問う。
マーケティング優先:他者に何をして欲しいか
を問う。
この思想は企業に止まらず、あらゆる共同体に
影響する。
・自動機械:人間(主体)の世界観は周囲の環境・使用する道具(客体)
によって形成される。
例えば、心臓の機能はポンプ(道具)に例える事で
理解される。
認識・経験を成立させる主体の役割を主体に似た道具に
よって理解する事が可能になるか?
古代から人間の使用する道具は魂を持たない道具であり、
人間の世界観は客観視(神の視点)によるものであった。
今後、技術進歩による魂を持つ自動機械の発達により、
主体の役割が探求される事になる。
・進歩:世の中は進歩し続けるという意識。
既存の道具に対しても以下のアプローチで改善を
図ろうとする。
①材料の変更。
②構造の変更。
③力の増大。
自分は積極的に新しい概念、方法論を作り出せるという
思想は文化の所産である。
技術の発展を可能にする思考様式、思考ツールは見えない
文化体系の一部であり、本来的に内在するものでなく、
習得するものである。
・確率論:
「論理」に匹敵する推論過程。
純粋な偶然や測定されない規則性について考える事を可能にした。
合理的な思考から発生する以下の盲点から人間を解放する。
①事象を操作する集中管理者が存在するという妄想。
⇒現実には明確な原因は見えない(無い?)。
②計測された事象が事象の全てであるという単純な仮説。
⇒計測されない事象の可能性。
③知識は絶対的なもので、完全無欠な真実が存在するという思想。
⇒真実は仮想的な存在である。
法則性に従う客体から形成される新しい世界観が確率論によって
作られた。
・時計:客観性を体現したものであり、時間を
知覚に左右されない現実に転換させた。
・ゲーデルの不完全性定理:
人間は真実に辿り着くという思想を形式的に終了させた。
「ポストコンプリート(完全性以後)」の時代では、全てを知る事は
出来ないと認識し、複雑さを包括し、矛盾を受け入れる事になる。
・自我:独立した自己が自分にあるとする観念。
理論を提起し、計測する出発点として自己は必要とされた。
自我はシェークスピアが発明した?(ハロルド・ブルーム)
聖アウグスティヌス?(ソフィーの世界)
ユダヤ人の贈り物?(トマス・ケイヒル)
自由意志は科学の助長する唯物論、決定論と対立し、
自由意志論者はカオスや量子力学の中に自我を見出そうと
している。
・微分積分法:変化を記述する概念。ランダムな動きを扱えるため、
流転を認識する世界観を構築した。
・鏡:自分を外から眺める事が日常的習慣となり、内面で作り出した
自分よりも鏡に映った自分の方が正しいという傾向が生まれる。
鏡に映った自分を、内面で感じている自分が
支配しているという感覚。
・量子論:全ての存在は個性の無い量子で構成されており、存在は
全体としてしか個性を持たない。
全ては理解する事は出来るが予測する事は出来ない。
マクロの事象は細部を分析する事は出来ず、全体の平均を
抽出するしかない。
・旗:帰属を示す象徴であり、多くの人間が生物としての縁とは
無関係に共通の課題に取り組むものとする。
・表現の概念:
ある事象を別の事象によって表す事が出来るとする概念。
具体的には電話の発明である。音声が電気という別の事象に変換
され、再度、音声に変換される事で相手に伝わる。
数学的体系と物理的体系との対応関係の発見はコンピュータの
使用により新しい何かを生み出すはず。
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ここでは「自我」が最大の発明になるのかな。自分の意見が、こうした科学者の劣化コピーである事を感じる。僕は知らない誰かの知的奴隷だ。
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