符堅と王莽

読んだ本の感想。

小前亮著。平成24年4月20日 初版第1刷発行。



四世紀頃の中国を舞台に、多民族が平等に暮らす国家建設を目指す符堅の挫折を描く。

以下は、Wikipediaの「前秦」の記事へのリンク。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%89%8D%E7%A7%A6

氐族:
前秦を建国した民族。中国西北部を拠点とする遊牧民族 羌族と同民族だった。早くに甘粛や四川の山岳地帯から中国内地に移住し農耕化した。漢化が進んでおり、漢語で会話をする。

【登場人物】
符堅(338年~385年、在位:357年~385年):
中国北部にある前秦の君主。多民族共生国家建設を目指す。

王莽(325年~375年):
符堅の側近。王景略とも言う。灌漑設備修復や道路建設、皇帝への兵権集中等の改革を行う。

鄧羌:
前秦の将軍。

姚萇(331年~394年):
羌族の部族長として前秦に仕えるが、後に叛乱を起こす。

慕容垂(326年~396年):
前燕の皇族(鮮卑族)。前秦に仕えるが、淝水の戦いにおける敗北後に独立する。

【あらすじ】
〇王莽獲得
360年頃に王莽が符堅に仕えるようになり、献策によって前秦が発展する。

P45:
符堅は増強した軍を使って街道の整備と建設をおこなった。同時に、用水路を掘り、荒地を開墾して農地を増やす。集権的な体制造りと呼応するように、街道は長安から放射線状に延ばされた

〇前燕との戦争
370年に、前秦が前燕に侵攻する。前燕からの亡命者 慕容垂の活躍。

P121:
大軍を用意すれば、それだけ補給の負担が増します。指揮官の目のとどかない範囲も増えますから、国力や将軍の質がともなわないまま、兵士の数を増やすのは、逆効果になる恐れもございます

〇東晋との戦争
383年に、前秦が東晋に侵攻し、淝水の戦いで大敗する。

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PSYCHO-PASS GENESIS

読んだ本の感想。

吉上亮著。

PSYCHO-PASS GENESIS 1、2
2015年3月10日/2015年6月20日 印刷。





征陸智己編。2080年~2093年が舞台。

日本において犯罪者となる人間を事前に逮捕する体制が確立するまでを描く。

【登場人物】
征陸智己(2058年~2113年):
2080年に特命捜査対策室に配属される。妻は二歳年長の厚生省官僚 宜野座冴慧。2070年に発生したノナタワー落成式襲撃事件にて警官だった父を殺害されている。

八尋和爾(2030年?~2093年):
特命捜査対策室警部。身長190㎝を超える長身。精神色相を浄化する薬物を利用し、テロ事件を起こす。

結城唯:
特命捜査対策室所属。2080年時点で20代半ば。2091年に潜在犯を中心とする執行部隊を嫌悪して警察を退職。

斉藤:
特命捜査対策室所属。2080年時点で30代後半。

金子:
特命捜査対策室室長。肥満体。

喜多(2070年~2093年):
2090年に公安局に配属となる。ベースが趣味。

巌永望月(2068年~):
シビュラシステムが外部で活動するためのユニット。公安局所属。潜在犯となった征陸智己を執行官としてスカウトする。

【あらすじ】
新人刑事 征陸智己が、快楽殺人犯を逮捕する。使用された凶器が2070年のノナタワー落成式襲撃事件にて使用されたものである事から、同事件関係者の関与が疑われる。2084年に廃棄区画(スラム街)に潜伏するテロリーダー アブラム・ベッカムを確保しようとするものの確保前にアブラム・ベッカムは厚生省実働部隊によって殺害され、責任を取って八尋和爾が辞職する。

2091年に警視庁は厚生省の管轄下となり、征陸智己は厚生省公安局刑事課分隊一0八所属になる。

征陸智己は2093年に潜在犯遺族達への捜査に参加するが、派遣された厚生省の部隊は八尋和爾に同士討ちを誘発され、征陸智己以外が死ぬ。征陸智己は生き残ったものの犯罪係数が悪化して潜在犯となる。

執行官として復帰した征陸智己は、廃棄区画(スラム街)の住人を扇動する八尋和爾の目的が、廃棄区画(スラム街)で生まれた者達の権利擁護であると思い、八尋和爾を殺すも執行官を続ける事を決める。

【人類の変化】
2巻P63ページあたりで説明される。

人間の脳は共感神経系によって、他人の行動を自分の中でシミュレートして模倣する。共感には優先傾向があり、手段よりも意図の模倣が高次であり、成長とともに単純な動作模倣は弱まっていく。

しかし、21世紀末の人類においては、共感神経系の動作模倣は成人後も優先されていく傾向がある。その結果、人々は他人の行動を無意識的に模倣するようになり、それが伝播していくようになる(思考汚染)。

最初の一人が自衛のために他者を排除しようとすると、その模倣が伝播し、やがては過剰な報復に至るようになる。それは無人機の介入による強制隔離等が行われるまで継続する。

1巻 P14:
そう、俺は月が欲しかった



1巻 P15:
己ではない別の誰かの思考を模倣し理解するため、この世界に遺された膨大な他者の思考を読み漁れ

1巻 P317:
治安維持活動は、事後処理ではなく事前抑止に大きな比重が置かれる。そこの管理社会的な圧政を強いる権力は存在しない。むしろ権力は細分化され、社会構成員の心の裡に内面化される

2巻 P64:
利己的な思考やふるまいを繰り返して社会全体の利益を損ねる悪い大人より、愚かであろうと純粋に公共への奉仕を続ける子供のほうが有益です
(中略)
深く物事を考えず、ただ模倣を繰り返すだけの奴のほうが、正しく進化した人間ということか?

2巻 P255:
現世人類が抱える生得的な欠陥―共感神経系の過剰模倣傾向に媒介され、如何様にも拡散し得るしろものだ

2巻 P314:
不条理そのものと思えた彼の行いは、自身にもたらされた不条理を正しく世界に返しただけ

2巻 P349:
社会の例外的存在であるがゆえに、社会が不完全であることを否応なく証明してしまう存在

PSYCHO-PASS GENESIS 3、4
2016年2月20日/2017年1月20日 印刷。





禾生壌宗編。

2070年を舞台に、二人の人間の脳を結合した人格 禾生壌宗が誕生するまでを描く。

【登場人物】
真守滄(2045年 or 2047年~):
厚安局 麻薬取締官。先天性免罪体質者。2055年に密入国した準日本人。泉宮寺豊久の養子。身長171㎝。機械化した猟犬カフカ、ラヴクラフトを使う。

衣彩茉莉(2055年~):
テログループ「帰望の会」のメンバー。後天性免罪体質者。日本政府の棄民政策で海外に放逐された事を恨んでいる。身長150㎝以下。

唐之杜瑛俊(2030年~):
厚安局長官。2060年に外務省から厚安局に転属になる。一千万人以上を棄民した2055年の第七次移民政策を指揮した。

唐之杜秋継(2030年~):
外務省難民認定室室長。唐之杜瑛俊の双子の兄。2060年に厚安局から外務省に転属になる。

野芽瑞栄:
国土交通省国土保全局流域管理官。「帰望の会」の捜査にオブザーバーとして参加。

エイブラハム・マレク・ベッカム:
「帰望の会」の指導者。クルド系米国人でシビュラシステム構築に参加していた。テロによるシビュラシステム破壊を目論んでいる。

【あらすじ】
2070年に二瀬ダムで発生したテロ事件で、真守滄がテロリスト衣彩茉莉を確保する。衣彩茉莉は仲間から見捨てられた事で、厚安局の捜査協力者となる。

真守滄と衣彩茉莉は、「帰望の会」による移民政策担当者連続暗殺事件を調査し、暗殺された者達が精神色相を悪化させたために色相回復薬を常用していた事を知り、色相回復薬について調べる。

薬物を売買する「Angel Face」という出会い系サイトに辿り着き、運営者のミハイル・ブリクセンに取り入る。涅槃という色相回復薬が、密かに国家政策として流通していた。移民政策担当者達は罪の意識から精神色相を濁らせ、涅槃を常用。

涅槃を使用する者の中から、後天的に免罪体質者となる者が出現するため、シビュラシステムの部品として免罪体質者を確保する事が目的だった。

「帰望の会」を率いるエイブラハム・マレク・ベッカムは、シビュラシステムを破壊しようとするが、真守滄と衣彩茉莉によって破壊を阻止され、損傷した真守滄と衣彩茉莉の脳は補完し合う形でシビュラシステムの部分(禾生壌宗)となる。

【シビュラシステム導入について】
3巻 P152辺りに説明。

2020年代の鎖国体制実施後に低下した国力を回復させるため、全国民を対象とする職業適性考査のために導入されたシステム。精神数値化技術により国民を最適な職業に再配置した。

シビュラシステムの演算処理タスクは、全国民の精神色相走査から福祉支援、業務支援等に至るまで様々な行政を行うようになる。

3巻 P162:
集団の一部と化した人間に、同じく集団としての人間を殺害させることは、実はそう難しいことではない

3巻 P320:
社会的動物である人間は、自由を求めて生まれるんじゃない。誰かと繋がること、束縛を求めて生きている

4巻 P88~P89:
共感ではなく理解をしろということだ。相手の感情を内面化するのではなく、その思考をあくまで忠実に推定するに留める
(中略)
それこそが、魂を他人の汚染から守るための防衛策だった

4巻 P222:
窮状にあって、ひとはむしろ信仰を欲する
(中略)
だが、どの神も自らを崇める者たちを救うことはなかった
(中略)
生まれたときから死ぬときまで戦いが終わらない。それもそのはずだ。神様が戦い続けているのだから。火は消えない

4巻 P407~P408:
たまたまその価値観において正しいとされた者たちが生かされているだけであり、もしも、その定義が変わってしまえば、今こうして生きている者たちも瞬く間に処理され、死滅するだろう
(中略)
人は正義のために生きているのでなく、人が生きていくために正義が求められるのだ
(中略)
正義は火であった

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連続殺人鬼カエル男

読んだ本の感想。

中山七里著。2011年2月18日 第1刷発行。



以下、ネタバレ含む。

失敗作というか未完成な印象。

作者の中で、「普通の人間も犯罪者も本質的には変わらない」という観念と、「犯罪は異常者が引起す」という観念の対立があり、結論が出せていない。不完全なまま異常者に頼る形で物語を無理に収束させてしまったかな?

後味の悪さは、作者が結論を出せなかったためかもしれない。

2007年 or 2009年が舞台の話?

【登場人物】
小手川和也:
主人公。埼玉県警の新人刑事。小学校時代のいじめで、友人が自殺したトラウマがある。

渡瀬:
埼玉県警捜査一課班長。

光崎藤次郎:
法医学教室の主で、死体の解剖を行う。

御前崎宗孝:
城北大学名誉教授。娘と孫を殺した犯人を無罪にした弁護士 衛藤和義を殺害するためにカエル男事件を誘導?

当麻勝雄:
沢井歯科に勤務する18歳。14歳の時に幼女を監禁・絞殺。カナー症候群で不起訴となる。自らが過去に書いた日記を利用され、カエル男に偽装される。ラストで自らが本当にカエル男として目立つために、御前崎宗孝の殺害を決める。

有働さゆり:
35歳の保護司。当麻勝雄を担当。息子の有働真人を虐待しており、家のローンを支払うための保険金目当てに殺す。旧名は嵯峨島夏緒で、実父に性的虐待を受けており、12歳の時に鈴置美香を殺害。

尾上善二:
埼玉日報社会部記者。

【カエル男の殺人】
埼玉県飯能市を舞台に、以下の犯罪を行う。被害者の名字の五十音順に殺人が行われる。現場には、「かえる」を虐待する文句が残される。

①12月1日の死体
分譲マンション スカイステージ瀧見の13階にブルーシートに覆われた死体(荒尾礼子:26歳、昭和56年1月7日生まれだから28歳?)を吊るす。腕力が無いために、14階から死体を吊るした(11月27日の犯行)。

②12月5日の死体
廃車工場にて、プレスした自動車の中の死体(指宿仙吉:72歳)が発見される。

③12月11日の死体
佐合公園で、解剖された死体(有働真人:9歳)が発見される。犯人を当麻勝雄に偽装するために、有働さゆりが当麻勝雄のスニーカーを履いて足跡を残した。

被害者が名字の五十音順に選ばれているという観測が広まり、パニックになる。

④12月19日の死体
正田町の河川敷で弁護士 衛藤和義(46歳?)が焼き殺される。死の直前に犯人の指先を噛み千切ったらしい。

12月20日には、異常者リストを求める暴徒が警察署に押し掛ける。小手川和也は被害者全員が沢井歯科に通院していた事に気付き、沢井歯科勤務の当麻勝雄を逮捕する。

12月24日に有働さゆり宅を訪れた小手川和也は、指先の怪我から有働さゆりが犯人である事に気付き、逮捕する。

さらに12月30日には渡瀬と一緒に御前崎宗孝に会い、有働さゆりを誘導した話をする。

⇒この辺りの論理展開に無理があると思った。有働さゆりが、有働真人の死体処理に当麻勝雄を巻き込んだ事が不自然とし、有働さゆりが犯人として記憶される危険を犯したのは、御前崎宗孝の指示としているけれど、そのような指示をする必然性が無いと思う

P17:
このマンションは洒落た外観を備えた僻地なのだ

P25:
カタログ雑誌は求めても得られないものの在庫リストだ

P185:
殺す人間には殺すだけの理由があり、殺される人間には殺されるだけの理由がある。しかし、自分には無関係だ。だからこそ安心して傍観していられる
(中略)
人間が記号化された時、その壁は撤去される

P190:
恐怖を和らげる一番の方法は何かに怒りの矛先を向けることだ





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日本史は「嫉妬」でほぼ説明がつく

読んだ本の感想。

加来耕三著。2017年3月3日 第一版第一刷発行。



歴史の本というよりは文学論だと思う。

著者の想像が大部分で、物語の組み立て方について書かれている。

嫉妬は、他者の価値が上がる事で相対的に自らの評価が下がった時に生じるとする。嫉妬の対象となる人物の存在が大きくなると、嫉妬は恐れになり、やがては憎悪に変わる。

以下が嫉妬の条件とする。

①自分の立場を脅かす者
②閉鎖的人間関係
③身近な者
④異性よりも同性

嫉妬の凄惨は、妬む事は恥ずかしいという観念によって自らを戒めてしまう事にある。恥ずかしいために屈折し、自らは安全な場に隠れて相手を攻撃する。自らの感情を合理化するために、相手を攻撃しながらも、自分は反撃しただけという理由付けを行う。

第一章 嫉妬が歴史を変える時
〇織田信長と明智光秀
明智光秀が織田信長に友愛の感情を持ったがために、織田信長は近過ぎる距離感に感情を害し、それが明智光秀の恐怖を煽ったとする。

対して豊臣秀吉は嫉妬を躱すのが上手く、中国地方攻略時の高松城救援の援軍要請を織田信長自身に行い、主君を立てている。

〇天智天皇と天武天皇
年齢が離れていない兄弟はライバル関係になり易い。

天智天皇は息子の大友皇子を後継者にしようとするが、天武天皇が即位する。天武天皇が出した詔に「凡そ政の要は軍事なり」とあり、軍事力を掌握する者が国家を掌握する認識が生まれた。

天武系の天皇は百年続き、八世紀末の光仁天皇に至って天智系が復活する。

*************

日本では権力者につきものの嫉妬を避けるために、権威と権力を分ける構造が定着したという。欧州のように世俗権力と宗教権威が闘争せずに、独裁者に向けられる嫉妬を避けようとした。

天智天皇は権威と権力を一身に集めたために、彼の死後、その力を巡って壬申の乱が勃発した?

藤原氏による摂関政治では、権威と権力を分け、権力者である自分達が嫉妬を避ける事で約三百年継続した。征夷大将軍や鎌倉幕府の執権も同様の意味を持つ。

第二章 歴史を動かした嫉妬のメカニズム
〇乙巳の変
蘇我入鹿への嫉妬が原因とする。

フロイトは、嫉妬を①競争心、②投影、③妄想に分けて、投影による嫉妬は自らの願望を相手が持っているとして、相手を責める事で自分の欲望を消し去ろうとする試みとした(フロイト著作集 第六巻)。

中大兄皇子は乙巳の変の直後は重要な役職に就かず、左大臣に阿倍倉梯麻呂、右大臣に蘇我石川麻呂がクーデターの功労者として就任した。

第三章 上司が部下を殺す時
〇太田道灌(1432年~1486年)

室町時代中頃の関東には、以下の三つの勢力があった。

①古河公方(関東公方)
室町幕府から派遣された征夷大将軍の代理人である関東管領が分裂

②堀越公方(関東公方)
室町幕府から派遣された征夷大将軍の代理人である関東管領が分裂

③上杉氏(関東管領)
関東管領の執事であったが、管領を自称するようになる。山内、扇谷、詫間、犬懸に分裂し、犬懸は滅亡、詫間は山内に追随、扇谷上杉は山内に次ぐ勢力を持った

太田道灌は、扇谷上杉氏の家宰である太田資清の長子として生まれ、鎌倉五山の寺院(建長寺)で学識を積む。高い能力が扇谷上杉氏に嫉妬され暗殺される。

〇北条早雲
駿河の今川氏の食客であったが、伊豆や相模国小田原を横領しつつも、一人勝ちと思われる事を避け、今川家や山内上杉家、扇谷上杉家と交流し、88歳まで生きたらしい。

第四章 男の敵は男
〇黒田官兵衛
豊臣秀吉からの嫉妬を避けるために、1589年に44歳で隠居したとする。著者は、豊臣秀吉は苦労を共にする事は出来るが、栄達を一緒に祝う事が出来ない人間と批評。

〇浅井長政
織田信長への嫉妬で裏切ったとする。織田信長の構想では、自領の東を徳川家康に守らせ、北を浅井長政に守らせるものがあり、旧浅井領の北近江を自領とした豊臣秀吉が後に天下を取った事から、裏切らなければ浅井長政が天下を取っていたかもしれないとする。

〇前田利家
織田信長と男色関係にあり、その妬みから22歳の時に織田家 同胞衆 拾阿弥を殺して一時的に逐電した?その後、人格が丸くなり、豊臣秀吉に嫉妬される事無く五大老になった。

〇石田三成
豊臣秀吉の下で、自給自足の経済体制を貨幣流通による新経済に組み替え、京都を中心とした物流ルートを大阪中心に再構築したが、嫉妬により関ケ原の合戦で敗北。

第五章 歴史は嫉妬の攻防戦
愛嬌を持つ事の重要性。

黒田官兵衛は、大阪本願寺に通じた荒木村重を翻意させるべく、有岡城に赴いた際に監禁され、皮膚病を患ったが逆にそれによって嫉妬を躱し易くなったとする。

清貧をさらした土井敏夫(石川島播磨重工業創設者)は嫉妬されなかった。

嫉妬は歴史を発展させる原動力であるが、近世になると、金銭上の貧富による新しい種類の嫉妬が目立つようになったとする。身分制度が崩壊していく中で、抜擢人事や奢多、賄賂による嫉妬が発生する。

*****************

伝染病のように感染る狂気がある



戦争をもたらす復讐心は、一般に羨望と嫉妬から起きる



嫉妬は一番醜いもの



人間は地位が高くなるほど、足元が滑り易くなる



人と共にして失敗した責任を分かち合うのは良いが、成功した功績を共有しようとしてはならない。共有しようとすると、仲違いの心が生じてくる



恋と同じで、憎悪も人を信じ易くする



我々は、我々の理解出来る限度で、他人に共感を持つ事が出来る



最も良い復讐の方法は、自分まで同じような行為をしない事だ



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食べ過ぎた、150冊を超えた

今日は色々なものを食べ過ぎて苦しくなっている。

それから、春からの年間読書数が150冊を超えた。

何の競争をしているのか我ながら不思議だ。

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